浜松で全国の有志の園長先生が集まっての勉強会がありました。
午前中はパネルディスカッション。
百マス計算で有名な立命館小学校副校長で政府の教育再生会議委員の陰山英男先生、スズキアルトのスズキ株式会社の鈴木修会長から貴重なお話を伺うことができました。
陰山先生のお話を一部紹介させていただきます。
陰山先生は教育実践のスペシャリストです。抽象的になりがちな教育論を具体的に説明して下さいました。
いま、文部科学省が『 早寝早起き朝ごはん。 』というあたりまえのことを推進していますが、これがいかに今の日本で実践されていないか、また早寝早起き朝ごはんの有効性をわかりやすくお話いただきました。
調査結果として
・夜9時までに寝る子の知能指数は高い。
→ 睡眠時間は7・8・9時間程度が望ましい。少ないのも多いのもいけない。
・朝ごはんを食べる子は知能が高い。
・朝ごはんを食べていない子にいかなる手段を用いても学力は上げられない。
・1日2時間以上テレビを見る子は学力が低い。
長時間テレビ・ゲームの視聴が脳に影響があるということが言われているが実際には視聴に時間をとられるので睡眠時間 ↓ 、勉強時間 ↓ 、家族だんらん ↓ となることが問題だと思うということでした。
テレビ1日2時間365日分の合計は1年間の小学校の全ての授業の合計よりも長いという現実を指摘いただきました。
昔は『 8時だョ！全員集合 』は俗悪番組と言われていたが、全員集合が終わると子どもは寝るものというのが常識だった。今は常識が常識でない。夜型の現代日本社会において規則正しい生活習慣は子どもにとっても大人にとっても非常に大切だと思わせられるディスカッションでした。
『 早寝早起き朝ごはん。 』 みなさん、どう思われますか？
くずはローズ幼稚園（の） 枚方市
